熱量
企業トップの方々の通訳を通して感じること
通訳という仕事をしていると、さまざまな立場の方とご一緒する機会があります。
その中でも印象に残っているのが、企業のトップに立つ方々(社長・会長など)の通訳を担当したときのことです。
もちろん、人によって話し方やテンション、表現スタイルには違いがあります。
でも、何人もの“トップの人”を通訳させていただく中で、ある共通点に気づきました。
通訳ブログ
自社のサービスや商品への熱量がすごい
どの社長さんも、自社のサービスや製品の話になると目の輝きが変わるんです。
それまで穏やかだった表情が、いきなり生き生きとした熱のこもったものに変わる。
会食などで雑談はそれほど盛り上がらなくても、
自社の開発している技術、関わっている業界、創業ストーリーなどの話になると、
「とまらないくらい楽しそうに話される」方が少なくありません。
これは、単なる“営業トーク”ではなく、その方の仕事そのものが生き方や信念とつながっているからなのだろうなと感じています。
通訳者としても学びの連続です
こうした場面では、私自身も言葉を訳す以上に、
「この熱量をどう伝えるか」
「どの言葉を選べば、この人らしさが出るか」
ということを強く意識します。
そして何より、「自分の仕事をこんなふうに語れるってかっこいいな」と思わせていただく時間でもあります。
通訳という仕事は、あくまで“脇役”ですが、
ときに誰かの「本気」に立ち会えることもある。
そんなありがたい瞬間が、ふと訪れることがあります。
ちょっと通訳とは離れるけれど…
「やっぱり自分の仕事に誇りと熱を持っている人は、言葉の力も強いな」と、最近改めて感じるようになりました。
通訳を通して学ぶことは、実は語学だけじゃないのかもしれませんね。
