ハワイでのビジネスファッション事情:アロハシャツは正装?通訳の現場から見たリアル
ハワイでのビジネスファッション事情:アロハシャツは正装?通訳の現場から見たリアル
ハワイで通訳や翻訳の仕事をしていると、ハワイでのビジネス習慣についてご質問いただくこともあります。今回は、その中でも特に、実際のビジネスシーンでの服装感覚についてお伝えします。
アロハシャツは、ちゃんとした“正装”です
ハワイでは、銀行や行政機関、商談の場でもアロハシャツが正装として普通に着られています。特に日系企業との打ち合わせでは、アロハシャツ+長ズボンというスタイルが定番。タイもジャケットも不要です。
最近では、アロハシャツでなくても、襟付きの地味めなゴルフシャツなどを着ている人もよく見かけます。特に銀行やオフィスワーカーの中には、シンプルなポロシャツをさらっと着こなしている方も増えました。
ただ、やはり年配の方や地位のあるビジネスパーソンは、見ただけで上質とわかるアロハシャツをきちんと着ておられる印象があります。
ビジネスOKなアロハシャツの見分け方
アロハシャツにも、「これはビジネス向き」「これはカジュアルすぎる」という線引きがあります。
こんなアロハはビジネスで使える
- ハワイの伝統的なモチーフ(植物、海洋文化を感じさせる図案など)
- 専門店で販売されているもの(例:Reyn Spooner〈レイン・スプーナー〉など)
- 価格帯はおよそ100ドル前後
※「地味」ではなく、“由緒ある柄”や“上品な構図”というのがポイントです。
こんなアロハは観光向け
- ハイビスカスやサーフボードなど「ザ・ハワイ」な柄
- ABCマートなど量販店で売られている
- 値段が30~50ドルくらい
大事なのは“アイロンと折り目”
これはアロハシャツに限った話ではないですが、特にアロハシャツのように一歩間違えるとカジュアルになりがちな服では、
- シャツにきちんとアイロンがかかっているか
- ズボンにしっかり折り目がついているか
という点が、相手に与える印象を大きく左右すると感じます。
男性と女性、それぞれの定番スタイル
男性の場合:
日本からの出張で無理にアロハシャツを着る必要はありません。
- 半袖のビジネスシャツや、ノーネクタイの長袖シャツでOK
- アロハでもビジネスシャツでも、必ず長ズボンを履くこと(ハーフパンツはNG)
女性の場合:
昔はムームーで通勤していた時代もあったようですが、今はほとんど見かけません。現在のビジネスシーンでは、基本的にアメリカ本土と同じビジネス・カジュアルスタイルが主流です。
- きれいめのブラウス(半袖、長袖、ノースリーブなど)
- スカートやパンツを合わせたスタイル
- またはカッチリめのワンピース
ジャケットは、公的なイベントやかしこまった場では着用されることが多いですが、普段のビジネスシーンでは軽装でも清潔感があれば十分という雰囲気です。
スーツは場違い?
これもよく聞かれるのですが、スーツを着ているからといって浮くことはありません。むしろ、「あ、日本からの方だな」と自然に受け止められますし、笑われたり場違いだと思われることはないので、ご安心ください。
とはいえ、ハワイは暑いです。商談が何件もある日などは、涼しい服装を選ぶのもひとつの知恵です。
服装ひとつで戸惑うこともあるハワイのビジネスシーンですが、意外と自由度も高めです。ちょっとだけ現地の感覚を知っておくと、余計な緊張が減って、気持ちも少しラクになるかもしれません。
