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“ノイズにならない“通訳

映画の字幕翻訳家、戸田奈津子さんのような “花形通訳” には、その人のキャラクターが光ります。
でも私のような、普段使いの通訳には、目立たないことこそ大事だったりします。

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「あなた、通訳してたの?」って言われるのが理想

ハワイ州の法廷通訳の研修でこんなことを言われました。

「通訳が終わったあとに “通訳、いたんだ!” と言われるくらい、存在感がないのが理想」

それ以来、目指すところは空気のような存在感、ノイズのない通訳です。
つまり、“通訳してます感”がなく、会話が自然に流れているように見えること。

通訳が“会話の中のノイズ”にならないこと。

なるべく目立たず、
なるべく視界に入らない、
なるべく淡々と、
を心がけています。

それって、たぶんAIの得意分野

それもあって、AI通訳期待しているところがあります。
この「目立たなさ」においては、AI通訳の方が圧倒的に優れていると思うからです。

静かに、文句も言わず、正確に、速やかに。
何なら表情も出ないし、目すら合わない。

“空気のようにそこにある通訳”という意味では、
AI通訳、ピカイチになるんでは。

通訳を通すときのちょっとしたコツ

通訳を使われる方の中には、通訳の方を見て話してくださる方もおられます。
もちろん間違いではありませんし、慣れの問題なのですが、
実は通訳に向かって話すよりも、伝えたい相手に向かって、自分の言葉で話すほうが、会話はずっとスムーズになります。

たとえば、日英通訳を挟んだビジネス商談の場面。
日本語を話す方が、通訳に向かって「この商品は…」と話すよりも、
英語を話す商談相手の目を見て「この商品はですね…」と日本語で語りかけると、
空気ががらっと変わります。

通訳はあくまで橋。
その先に伝えたい相手がいるときは、ぜひその人に向けて話してみてください。
私たちは、あなたの思いがちゃんと届くように、その橋を整えます。

最後に

私は、誰より目立たない通訳でいたいと思っています。
でもそれは、“ただ黙っている”ということではなくて、
あなたの会話が自然に流れるための潤滑油になること。

そんな通訳を、今日もこっそり、ひっそり、やっています。
え、気づかなかった?
最高の褒め言葉、いただきました!

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