ネイティブじゃなくても、ちゃんと通じる。伝わる英語手帖。#5 Sさんの話。
ネイティブじゃなくても、ちゃんと通じる。伝わる英語手帖。#5
雑談マスター・Sさんの必殺技
「英語でもっと自然に話せたらなぁ」
そう思っている方に、今日は私の大学院時代の同級生、Sさんの話をさせてください。
Sさんは、官庁から派遣されてアメリカの大学院に来ていた方。
明るくて、物腰がやわらかくて、何より周囲からとても愛されている存在でした。
日本語では関西弁、英語でもなんとなく関西っぽく聞こえるという不思議な特徴があって、 発音はザ・日本人。
不思議とみんながSさんの話に引き込まれる。 クラスメイトの輪の中心にいつもいるような方でした。
雑談って、どうすればいいの?
あるとき、他の日本人留学生と「雑談って難しいよね」という話になったときのこと。
Sさんはこう言ったんです。
「せやな、雑談は難しい。だから、つかみの質問、3つ決めてあるねん。」
!?
その3つは、季節やイベントごとに変わるそうで、たとえば11月なら:
- 「サンクスギビング、どう過ごす予定?」
- 「どんな料理作るの?」
- 「ご家族と過ごすの?」
などなど。
これを会話の「たたき台」にして、相手が話し始めたら、ちゃんと聞いて、
そこからまた質問を重ねる。それだけで、自然と仲良くなれるんやで、と。
なんという雑談職人……!
ちなみに、自分がする質問へのご自分の答えもちゃんと考えておいて、会話が完結するようにしてあったそうです。
英語は、発音じゃない。伝わる力。
Sさんの英語は、いわゆる“ネイティブっぽい”発音ではありません。
けれど、はっきりしていて、テンポも穏やか。とても聞き取りやすい。
今思えば、「ネイティブじゃないけど、ネイティブ並み、いやそれ以上に通じる」英語の体現者でした。
最後に:今日からマネできるSさん式・雑談術
英語で雑談って実はかなりハードルが高いと感じます。
もちろん英語がペラペラ話せて、自分の言語と同じ位話せれば雑談のハードルも下がるんでしょうが、なかなか。
でも、「つかみの質問を3つ考えておく」 というちょっとした仕込みで、誰でも始められるスキル。
これ、すぐできそうじゃないですか?
ちなみに私は最近
- 「近々、ご旅行の予定ありますか?」
– ローカルは旅行好きな方が多く、本土や日本、アジア方面など話が広がりやすい定番ネタ。 - 「最近、天気すごくないですか?」
– 「暑さが増してきましたね」「雨ばっかりですね」など、共感を生む自然な入り口。 - 「今日は道、空いてました。〇〇さんはどうでしたか?」
– 自分の体験からスタートできる雑談。通勤や移動が共通話題になりやすく、軽く振れて気まずくない。
……なんて3つを仕込んでます。
発音に自信がなくても、ネイティブじゃなくても、
ちゃんと会話ができる人。
を目指して精進しております。
