ズキズキも、サラッと訳します。医療用語もお任せください!
「医療通訳って、専門用語が大変そうですよね?」
そんなふうに聞かれることがよくあります。でも実は、頭を捻るのは、専門用語の訳し方より、日本語と英語、それぞれの言語特有の“言い方”とか”考え方”の違いです。
擬音語・擬態語、どう訳す?
たとえば症状を説明するときの、「ズキズキ」、「しくしく」、「もたれる」。 こうした擬音語や擬態語は、日本語ではとても自然に使われますが、英語に訳すときには対応する擬音語・擬態語がないことが多いので、機械的には訳しません。自分の胃がシクシク痛い時は、どうやって英語で言うっけ?と自分におきかえて考えると自然な訳がでてくることも。こう言うのをすっと訳せると、気分がいいです。
英語の“なんとなく分かるけど訳しづらい”表現
逆に英語での診察場面でよく出てくるけど、日本語にぴったり訳しづらい言葉もあります。
たとえば:
- review(例:”He reviewed my bloodwork.” → 「検査結果を確認してくれた」など)
- follow up(再診、経過観察など、文脈によって言い方を変える)
- manage(症状を管理する、対処する、などさまざまな訳し方が必要)
こう言うのも、言葉を選び間違うと、話が違う方向に行ってしまったり。ぴたっとはまるとにっこりです。
言語より大変かも:文化の違い
実は一番難しいのは、文化的な感覚の違いかもしれません。
たとえばアメリカの医療では専門分野がしっかり分かれているので、 「これは専門外なので分かりません」とはっきり線を引かれることがよくあります。
でも日本の患者さんからすると、「冷たい」「なんで他のことは聞いてくれないの?」と感じてしまうことも。
そこをうまく伝えるのも通訳の役割だなと思います。 「先生は冷たくしてるんじゃなくて、それがこちらの普通なんですよ」って。
「何度も聞かれる」のは、あなたを責めているわけじゃない
アメリカのお医者さんは、
「他に質問は?」「何か気になることは?」と何度も聞いてくれます。
でも日本の患者さんからすると、
「もうないって言ったじゃん!」と感じてしまうことも。
これも文化の違い。
“患者自身が主導権を握る”という前提があるからこその問いかけなんですよね。
うっかり訳すと心配される言葉も
もうひとつ、文化の違いからくる「びっくりポイント」があります。
たとえば日本語で「もうぽっくり逝きたい」「子どもたちの邪魔にならないように早くあの世に行きたい」などと言うと、 日本ではある種の“嘆き”として聞き流されることもありますが、 英語に直すと先生たちが本気で心配してしまうことがあります。
このあたりの文化的な背景を踏まえた対応が必要です。
すべらない通訳、お任せください!
言葉のズレ、文化のズレ、気持ちのズレ。
ズレても、崩れない会話の橋渡し。
するっと、さらっと、でも芯はぶれずに。
“滑らない通訳”、やってます。
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